南米よりYoshiです。
南米にはウユニ塩湖やマチュピチュ、エンジェルフォールなど僕を魅了してやまない場所が
沢山ありますが、その中でもここ数年、グッ惹かれている場所がパタゴニアです。
パタゴニアというとアウトドアブランドや氷河を連想するかと思いますが、実際は驚くほど
圧倒的な大自然が広がっています。こんなにも地球に触れられる場所はないのではと。
少年の心に戻れるパタゴニアを少しづつ紹介してきたいと思います。
今回はアルゼンチン・パタゴニア、ペリトモレノ氷河をご紹介。
パタゴニア地方にある氷河の中で3番目に大きく、最も観光客が訪れる氷河でもあります。
なぜ観光客が多く訪れるのかというと、何よりもアクセスが良いことが挙げられます。
また世界中で氷河が後退している中、稀に見る前進を続けている氷河です。
活発な氷河のため、ダイナミックな氷河の崩落を見ることができるのも
人を惹き付ける要因になっています。
*1分22秒から崩落(小規模)が始まります。
氷河の水面からの高さは約50-70mもあり、20階建てのビルがすっぽりと収まる高さがあります。
遊歩道が整備されており(バリアフリー)、様々な角度、距離から眺めることができます。訪れたときは珍しく快晴でしたが、天候が悪いと極寒なので防寒対策は必須です。
さて、このペリトモレノ氷河の最大のアクティビティといてば氷河トレッキングです。 氷河トレッキングは2パターンあり、
氷の世界はお腹いっぱい「BIG ICE Trekking」 氷の上にいる時間約4時間
短い時間でしっかり満足「Mini Trekking」氷の上にいる時間約1時間
*2つのアクティビティには年齢制限があります。 「BIG ICE Trekking」 18-60歳まで
おすすめは氷の大地を堪能できる「BIG ICE Trekking」です。
まず小型船に乗りペリトモレノ氷河脇まで移動します。湖の上を移動するので、特に揺れません。
復路も同じように小型船に乗り戻ります。帰りの船内では氷河の氷を入れたお酒や飲みものが振る舞われます。
対岸に到着後、氷河を目指し進んでいきます。高低差もなく、とても歩きやすいです。
氷河は谷間を削りながら進んでいるため、両端は山々に囲まれています。40分ほど山の中を進みます。若干の高低差があり、トレッキングシューズ(アウトドアシューズ)は必須です。スニーカーだとちょっと厳しいです。
道中、右手側には常に氷河が。
そしていよいよ氷河トレッキングへ。
ここで、簡易的なアイゼンに履き替え氷の上へ。最初は歩きにくさもありますが、次第になれてきます。ザクザクと歩るくのは新鮮な体験です。
氷河の上は形状に富み、小さな小川が流れていたり、クレバスがあったりなど、真っ白な景色だけではなく、歩いていて全く飽きさせません。クレバスはパタゴニアブルーに輝き、そのまじりっ気のない蒼には参加も声があがります。
アンデス、ジャングル、秘境、いろんなところで水を飲んできたけれども、
氷河水は間違いなく最上位です。
ほのかに甘く、爽やかでまじりっけなし純水。飲むと若返るぞ!と現地ガイド。
2時間ほど、氷河トレッキングを満喫したあとは、全体を見渡せるベストスポットで昼食。自分のお気に入りのポイントで腰をおろし、贅沢な時間。晴れていると心地の良い気温です。
昼食後は折返し、帰路につきます。
燦々と降り注ぐ太陽。ペリトモレノも一層蒼く。
ペリトモレノ氷河を1日満喫。
アクティビティが終わり、出発地のエル・カラファテに到着するのは夕方6時頃。
結構お疲れな帰りの車内はぐっすり。到着前に起こしてもらいお気に入りのレストランを予約。
沢山遊んで、歩いたあとにはアルゼンチン・パタゴニア名物羊肉とワインで体を労る。
仲の良い店員にワインを選んでもらい(いつもはMalbecだけど今回はTempranillo)
至極のパタゴニアの1日。
Yoshi
El Calafate, Perito Moreno, Argentina
アルゼンチン・ペリトモレノ氷河:
ペリトモレノ氷河はParque Nacional Los Glaciares(ロス・グレイシャー国立公園)にあり、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(203km2)よりも大きい面積を持っています。ペリトモレノ氷河(254km2) そして、アルゼンチンに存在する氷河の中で3番めに大きさをほこります。
1. Viedma 2. Upsala 3. Perito moreno
この国立公園は726,927ha(宮崎県とほぼ一緒の広さ)あり、とても広大で、アルゼンチンの中で最も大きい国立公園です。 この国立公園は1981年にUNESCO世界自然遺産に登録されました。 また、Campo de Hielo Patagónico Sur(南パタゴニア大氷原)の一部であります。Campo de Hielo Patagónico Sur(南パタゴニア大氷原)はアルゼンチンとチリにまたがり、広さは12,500km2、南北に370km、東西に35km、48の有名な氷河を持ち、大小合わせると氷河の数は100以上となっています。
アクセス:
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからエル・カラファテまで空路3時間(Aero linia Argentina利用)
エル・カラファテから陸路(車)で2時間ほど。ツアー利用が一般的です。
Parque Nacional Los Glaciares(ロス・グレイシャー国立公園)内にあるため、国立公園入り口にて入園券が必要となります。
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